マラソンって素敵やん?

昨日、第21回紀州口熊野フルマラソンに出場してきました。 本当に自然がきれいで田舎風の町。 その中、42.195kmを走り抜けてきた。 最初15kmくらいは止まらずに順調に走ってきた。 地元の人もすごくガンバレ!って声をかけてくれた。15kmの給水所で、アクエリアスを飲んだ。 人生で1番おいしいアクエリアスだった。 また走り出す。 中間地点まできた。足ももう限界だった。 完走を諦めかけた。 そこで持ってきたウォークマンを取り出した。 辛い時、いつもはげましてくれるいきものがかり。 51曲をランダム設定にして、流し始めた。 この力で、僕は給水所によりながらも35km地点までは足が痙攣しながら頑張れた。 ただ、そこまでが限界だった。 僕は歩き始めた。 その時、近くにいた人が 「大丈夫か!飴あげるからあと6km頑張れ!」 と励ましてくれた。 自分もしんどいはずなのに、その中で他の人の心配できるこの優しさ。 人の温かさに触れることができた。 その言葉で、また歩きと走りを繰り返しながら前に進み始めた。 ただ、あと3kmとなったところでまた止まった。 その時、ウォークマンからいきものがかりの「笑顔」という曲が流れてきた。 僕がいきものがかりの中で1.2を争う好きな曲だ。 そして自分は決めた。この曲が終わるまでは絶対に歩かないって。 そして、残り1km。 この1kmは本当に長かった。 ふと目の前に走ってるおばちゃんに書かれているTシャツを見た。 そこには、「苦しい時ほど、笑顔でいよう!」 と書かれてあった。 しかも、そのおばちゃんはぼくに 「あと1km!最後は走ってゴールしようや!」 と励ましてくれた。 また応援してくれてる地元の人も、 「あと1kmやで!もうちょっと!」 と言ってくれた。 おばちゃんも頑張ってるのに、まだ若くて体力あるはずの自分が歩いたらどうする。 僕はゴールまで駆け抜けた。 友達が喜んでくれた。 完走した証のタオルをもらった。 5時間40分、決して速いタイムではないけど、それでも完走できると思わなかったから嬉しかった。 必死で応援してくれる、地元のおばちゃん。 給水所で選手を労ってくれるすごく優しい方々。 お菓子を無償で配っていた、地元の高校生。 途中で心が折れそうになった時励ましてくれた他のランナー。 元気が出る曲を作ってくれたいきものがかりのみなさん。 この大会をセッティングしてくれた、運営側のみなさん。 一緒に練習した友達。 たくさんの人の温もりを感じた。 1人じゃ決して完走できなかった。 みんなの力があったからこそ、42.195kmを完走することができた。 みなさんには本当に感謝しています。 人の温かさを感じて感謝の気持ちも生まれるし、また地元の人々の協力によって成り立つ大会やから地域活性にもなるし、走り終わった後すごく感動するし、走るのはしんどいけど、マラソンって素敵やん?